カウンセリングが必要な人と覚えておきたいポイントを紹介
- hi kumato
- 2023年11月30日
- 読了時間: 8分
更新日:2023年12月12日

「カウンセリングが必要な人とは?」
「日本人がカウンセリングを受けない原因が知りたい」
「カウンセリングを受ける際に覚えておきたいことは?」
ストレスの多い現代。
SNSの普及も相まって、カウンセリングは以前よりも身近になりました。
とはいえ、まだまだ手軽な利用はほど遠く、精神的に悩んでいる方は多くいます。
そこで本記事では、カウンセリングが必要な人の特徴などについて解説していきましょう。
最後には、安心できるカウンセラーの紹介も行っています。
現在カウンセリングを受けている方も、もし現状に不満がある場合は、ぜひ最後までご覧ください。
カウンセリングの効果
カウンセリングの効果でもっとも早く実感できるのが「カタルシス効果」でしょう。
これは、言葉としてしっかりアウトプットすることでネガティブな気持ちが緩和される効果のことで、学術的にも認められています。
そのほかにも「解決に向けた気づきを得られる」という効果が期待できるでしょう。
また、カウンセリングは必要に応じて医療や福祉との連携をしたり、心理検査を通して自己理解や治療を推し進めたりといった役割もあります。
カウンセリングは、苦悩や心的症状の緩和を目指すだけではありません。
重要な目標として、当事者自身が自分自身の問題に向き合い、それに対処していくことを促します。
日本人がカウンセリングを受けない原因
ところで、日本人は欧米人以上にカウンセリングに後ろ向きといわれています。
ここからは、その理由を2つ、紹介していきます。
病気でなければ受けられないと思っている
カウンセリングを受ける方法を知らない
それぞれ解説していきます。
病気でなければ受けられないと思っている
日本人がカウンセリングを受けない原因のひとつは、「病気でなければ受けられないと思っている」という誤解です。
日本では心の健康に関する話題はタブー視され、個人的な心情やストレスを他人に打ち明けることに抵抗を感じる人が多い傾向にあります。
また、医療制度においても、カウンセリングは病気や障害の治療目的に限定されることが多く、健康な人々が心のトラブルやストレスに直面していてもカウンセリングを受ける必要性を感じづらくなっているのです。
しかし、健康な人も心の発達や成長のためにカウンセリングを受けることは有益であり、心の健康を維持・向上させるための貴重な手段であることを認識する必要があります。
カウンセリングを受ける方法を知らない
日本人がカウンセリングを受けない原因のひとつは、カウンセリングを受ける方法を知らないことです。
心の問題やストレスに悩んでいても、どのようにカウンセリングを受ければ良いのか、どこに相談すれば良いのかがわからない場合があります。
日本ではカウンセリングを受ける文化や慣行がまだ浸透していないため、一般的な情報や知識が十分に提供されていないことも原因です。
そのため、個々人が積極的に情報を収集し、公的機関や専門の機関に相談することが重要です。
また、宣伝や啓発活動などを通じて、カウンセリングの存在と効果についてより多くの人に知らせる必要もあります。
カウンセリングが必要な人
ここからはいよいよ、カウンセリングが必要な人がどういう人なのかについて解説していきます。
カウンセリングが必要なのは、精神に病気や疾患、障害がある場合だけではありません。
ここでは網羅的に、以下の4パターンについて見ていきましょう。
悩みや不安を抱えている人
精神疾患(精神障害)をもつ人
問題行動がやめられない人
誰かと話すことで気持ちが楽になる人
それぞれ確認してください。
悩みや不安を抱えている人
悩みや不安を抱えている人には、カウンセリングが必要です。
人生にはさまざまな課題や困難が存在し、それに対して悩みや不安を抱えることは自然なことです。
しかし、その悩みや不安が日常生活や人間関係に悪影響を及ぼし、心の健康や幸福感に悪影響を与える可能性があります。
カウンセリングは、そうした悩みや不安を解決し、心の健康を回復させるために重要な役割を果たします。
また、カウンセリングでは、専門家が対話を通じて個々人の心の問題に向き合い、受容的な姿勢でサポートしてくれるのです。
クライエントは自分自身を客観的に見つめ直し、潜在的な解決策や適切な対処方法を見つけることで様々な悩みや不安を改善することができます。
精神疾患(精神障害)をもつ人
精神疾患(精神障害)をもつ人は、カウンセリングを受けるべきです。
精神疾患は脳の機能や心の健康に影響を及ぼす疾患であり、うつ病、統合失調症、不安障害などが含まれます。
精神疾患をもつ人は、日常生活においてさまざまな困難や苦悩を経験するでしょう。
カウンセリングは、そのような人々が心の健康を回復し、症状の軽減や機能の向上につなげるために重要な支援手段です。
専門のカウンセラーや心理療法士が、精神疾患をもつ人と個別に対話をし、感情や思考に深く理解を示しながら、適切なアプローチや対応策を提供してくれます。
問題行動がやめられない人
問題行動がやめられない人は、カウンセリングが必要です。
問題行動とは、自己や他者に害を及ぼす行動や習慣のことを指します。
たとえば、アルコールや薬物の乱用、ギャンブル依存症、自傷行為などです。
問題行動は身体や心の健康に悪影響を与えるだけでなく、人間関係や社会生活に深刻な影響を与えることも。
カウンセリングでは、問題行動の根本的な原因や背景にアプローチし、その行動を変えるための支援を提供します。
専門家が問題行動の原因や目的を共有し、代替の健康的な行動パターンを見つけるお手伝いをします。
誰かと話すことで気持ちが楽になる人
誰かと話すことで気持ちが楽になる人や、心理的な負担やストレスを抱えているが、そのような感情を一人で抱え込みがちな人たちにもカウンセリングは有効です。
彼らは他者とのコミュニケーションを通じて、自分の思いや感情を共有し解放することで、心の重荷を軽減します。
他者の理解や共感を受けることで、孤独感や不安を和らげることができるでしょう。
カウンセリングにおいては、クライエントが自分のことについて話すことで、感情や思考の整理が可能になります。
カウンセラーが共感力を持ちながらクライエントの感情に応じたサポートを行うことで、様々な悩みや不安の改善を目指します。
カウンセリングを受ける際に覚えておきたいこと
最後に、カウンセリングを受ける際に覚えておきたいことについて解説して終わります。
とくに重要なのは、以下の3点です。
些細なことでも相談していい
カウンセリングは治療ではない
カウンセリング形式には種類がある
それぞれ確認してください。
些細なことでも相談していい
カウンセリングを受ける際に覚えておきたいことは、些細なことでも相談していいということです。
カウンセリングは、自分の心の中にある悩みや苦しみに向き合い、解決や癒しを見つけるための場といえます。
そのため、どんな些細なことであっても相談することは大切です。
些細なことでも、それがあなたの日常生活に大きな影響を与えているかもしれません。
カウンセラーは専門的なスキルと経験を持っており、あらゆるトピックや問題に対してオープンで受容的な態度で接してくれます。
自分の感情や思考、行動について自由に話すことで、自己理解の促進や問題解決のヒントを得ることができるでしょう。
カウンセリングは治療ではない
カウンセリングは、心理的な問題や困難についてのサポートを提供するプロセスですが、医療的な治療とは異なります。
カウンセリングでは、カウンセラーとクライエントが共同で問題を探求し、クライエント自身が自己成長や解決策を見つけることを支援します。
カウンセラーは、クライエントの感情や思考、行動について洞察を提供し、新たな視点やツールを教えたり、クライエントを支える役割を担うのです。
しかし、カウンセリングは診断や治療を行う医療行為ではなく、個人の成果や取り組みに依存しています。
カウンセリングは、クライエント自身が発見し、成長していくための場であり、そのプロセスを通じてクライエントは自己の問題を乗り越えていきます。
カウンセリング形式には種類がある
カウンセリングには、個人カウンセリング、グループカウンセリング、家族カウンセリングなどのさまざまな形式があります。
個人カウンセリングでは、一対一でカウンセラーと対話を行い、自分自身の問題や感情について深く探求します。
グループカウンセリングでは、他の人と悩みや不安を共有することで支えを得たり、他者の経験を通じて学ぶことが可能です。
家族カウンセリングでは、家族全体の関係やコミュニケーションを改善するためのカウンセリングが行われます。
それぞれの形式は異なった特徴と効果を持っているため、自分のニーズに合った形式を選ぶことが重要です。
カウンセリングが必要な人は誰かと話したい人
カウンセリングが必要な人は誰かと話したい人です。
病気や障害がなくても、誰だってカウンセリングにかかっていいということは、意外に知られていない事実。
カウンセラーは、心の健康や幸福を追求するために尽力してくれます。
心理的な問題があるとは限らずとも、自分の感情や思考を整理したり、パーソナルな目標に向かうためのアドバイスを得たりするために、カウンセリングを活用することは誰にとっても有益です。
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